しまなみ海道

YAMAHAのMT-07をレンタルして、しまなみ海道をツーリングした。

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疲れない、曲がる、止まる。

スラクストンと比べれば現代のバイク。


しまなみ海道を走るうちに、ついルートを外れて母の実家がある島に足を伸ばした。


幼い頃の記憶を頼りに母の実家を訪る。

あの頃のままの佇まい、浮き輪を浮かべて遊んだ海、潮が速くて危ないからそっちに行くなと母から怒られた舟滑り。

記憶が蘇るとともに、涙が頬を伝う。

決して悲しい涙ではない。


景色が直接私の心を掴むのだ。

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今年はこれで走り納め。

来年はどこに行こう。


来年もその次の年もずっとバイク乗りであり続けますように。

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ライダーズカフェ

病み上がりでバイク。
だってバカだから。

前から気になっていた芝浦のライダーズカフェ SUPER RACERへ。f:id:jcpts17g:20151212205040j:plain

ライダーではないお客さんも結構いた。場所柄なのか皆さんお洒落だ。

風邪ひいて、仕事もあまり調子がでなくて。
不甲斐ない自分になんだかなぁ〜と思ってたけれど、バイクに跨ってライダーズカフェに来てみれば、「俺ってなかなかカッコイイんじゃないか!?」と思えてくる。

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男って単純だ。

いつでもカッコつけたくて、いつでも自分がカッコよくなれるアイテムを探してる。

なぜって本当の自分はそんなにカッコよくないことを自分が一番知っているから。

そんな自分でいいじゃないか。

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冬支度

ずっと欲しかったCACAZANのウィンターグローブが届いた。

庶民にとっては結構いいお値段だ。

それでも欲しくてついに買ってしまった。

冬のバイクが好きだからだ。

正確に言えば、「こんなに寒いのに素敵な装備のおかげで暖かい」という武装してる感、守られてる感が好きだ。f:id:jcpts17g:20151028233259j:plain

これが夏だとそうはいかない。

「こんなに暑いのにバイクに乗っても。。。やっぱりクソ暑い」っとなってしまう。


だから冬が好きだ。


素敵な装備が提供してくれる安心感

守られてる実感を得たとき、本当に幸せな気持ちになれる。


大人になって随分経つけど、心の底では赤子のように自分を守ってくれる何かを求めているのかもしれない。


さて、そろそろ冬支度でもしますか。


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絶望

これまでの人生で何度か「絶望」という文字が頭をよぎったことがある。

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この間の月曜日もそうだった。

代休を頂いた私は、世間様が働く中、紅葉見たさに奥日光へ向かった。

バイクに取り付けたGPSは東北道の途中で一般道へ降りるように指示、素直に従うと、どんどん細い山道に入っていく。

おかしい、2時間程度で到着する予定が4時間半経過しても到着しない。

スウェットに革ジャン、サマー・グローブという舐めた服装で奥日光を目指したら凍えるほど寒い。

そうこうしているうちに、燃料の警告灯が点灯。

どうしよう、ガソリンスタンドはまだまだ先だ。

それにしても寒い、日も暮れてきた。

寒さでお腹が痛い。

もうだめだ。

「絶望」

そして私がとった行動は、

野〇ソ!

 

オッサンが奥日光で

野〇ソ!

普段ティッシュを携行しない私は泣く泣く熊笹でお尻を拭いた。

笹が小さすぎるのか若干指にも付いた。

人生は本当に厳しい。

それでも、「絶望」という文字が頭をよぎるたびに、私は開き直り 

立ち上がってきた。

どうにもならない事態に直面したからといって決して潰れる必要はないのである。

その度に開き直り、立ち上がればよいではないか。

バイクという乗り物はそんなことも教えてくれる素敵な乗り物だ。

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悪酔い

先輩と10年振りにツーリングに行った。天候にも恵まれ、すこぶる気持ちの良いツーリングだった。

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サービスエリアで別れた後、直帰するのがなんだかもったいなくて、湾岸から浮き島へ。

 

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昼間のバイクも良いけど、バイクはやはり夜の乗り物だと思う。

孤独にバイクに跨る自分を、暗闇が「ちょっと特別なことしてる感」を演出して、酔わせてくれるからだ。

 

バイク、孤独、夜、許されるなら何歳になっても乗り続けたい。

例え悪酔いだったとしても、酔ってる限りは気持ち良いから。